初めて作る料理は豚焼肉が本当におすすめな5つの理由

いよいよ何か料理を作ってみるッピ!
さぁ・・・作るッピよ〜
あれ??何を作ったらいいッピ?

じゃぁ豚肉を焼こうか!

え〜・・・
料理が作りたいッピ

豚を焼くだけでも、すごくたくさんコツが詰まっているから、騙されたと思ってやってみようよ!
初めて料理を作る方に何が一番いいか・・・
料理を初めて間もない方も、この記事を読んでポイントを抑えてからチャレンジすると、料理の成長が一気に早まると思います!
この記事を書いている当サイトの管理人は、料理人歴20年で現在はフランス料理のシェフ(料理長)をやっています。
世界的な食育の活動を通じて地元小学校にて食育のボランティアも行っています。
レシピサイトの「簡単な〜」「手軽に〜」と魅力的に見えるレシピから料理を始めてしまうと、作れるかもしれないけど次に繋がらないと、ずっと考えていました。
なら、何が良いか?
考え抜いた結果が「豚焼肉」です。
ただ豚を焼くだけの料理ですが、初心者さんが覚えるべきコツや料理で体感してほしいことが詰まっています。
ここから始めれたなら、料理ってこういうことなんだ と感じてもらえると思います。
そして、料理のアレンジの方法も理解できます。
豚焼肉から始めると、無理なく料理に馴染んでいけるので、騙されたと思って是非やってみてください!
30代から料理を始める方も・・・まだまだ遅くありませんよ。
どんどんチャレンジしてくださいね!
初めての料理をやってみよう!焼き豚肉の作り方
ホントの本当に初めて料理を作るなら(そんな人いないかな?目玉焼きくらいは作れますよね?)、まずは「焼き豚肉」を作りましょう!
完成イメージは・・・あれです。一言でいえば、豚肉を焼いただけ。
馬鹿にしているわけではありませんよ。
初心者の方が、これからもっと料理が上手になるように、料理が面倒くさいと思ってしまわないように、しっかりとした目的があって推奨しています。
それに、アレンジも簡単で「豚肉を焼く+何か」だけで、10種以上の料理へ広げることができます!
- 食材を「焼く」こと慣れる
- 食材に応じた油の量を考える
- 肉をフライパンで焼く体験をする
- 味付けを知る
- できたての料理のおいしさを知る
どうですか?
意外とたくさん上達のポイントがあると思いませんか?
特に最後のポイントは、私からのお願いです。
できたての料理の味を体感してください。そして料理に慣れたら、友人や大切な人にそのおいしさを教えてあげてください。
これは「料理は作りたてが一番おいしい事」をもっとみんなに知ってほしいと私の願いです。
では、必要な食材です。
- 豚薄切り肉(バラ・肩ロース・ロースどれでも可)
- 食塩(できれば焼き塩)
- サラダ油
調理器具
- フライパン(IH対応orガス用)
- さい箸(料理用箸・割りばしでも可)
食事用の食器
- 焼いた豚肉を盛る皿
- 小皿(食塩用)
ご飯もほしくなるかも♪
初心者でも使いやすい調味料は、シェフが教える料理初心者でも使いやすい調味料セットで紹介しています。
フライパンなどの料理道具は、さあ料理を始めよう!必要な調理道具をアドバイス!で解説していますので、参考にしてください。
食材と器具が揃ったら、いよいよ初めての料理をチャレンジしましょう。
細かいポイントも表記しますので、しっかり読んでから始めてください。
読みながら始めてはいけませんよ!←コレ大事!
- 食材・器材・食器が全て揃っているかを確認する。
- フライパンへだいたい100円玉サイズの量の油を入れる。
- ガスなら火をつける。IHなら加熱を始める。
- 火の強さ(火力)を中火、10段階なら5程度に調節する。
- 油が温められ、ベタっとした感じからスゥーっと伸びが良くなってきたら、フライパンの底辺全体に広げる。(油は少な目で大丈夫です)
- 火を止めて豚肉を伸ばし広げながらフライパンへ入れる
- 無駄にかき混ぜません。
- 焼けてくると、シュワーって音から、パチパチとした音へ変化してきます。
- 上側に肉汁が浮いてきて来たら裏返します。
- 折れたり、曲がったりして焼けていない部分がないかを見ながら、5秒焼いたら完成です。
- 火を止め(スイッチを切り)、お皿へ盛りつけます。
やけどに注意!
※ご飯の用意があれば、なるべくお肉の完成と近いタイミングに合わせましょう。
初めて作る料理 豚焼肉を食べてみよう

焼けた焼けた 食べるッピ♪

ちょとまったぁぁ!
まだその豚肉に塩をふっていないから、おいしくないよ!

そうなの?

うんうん
だから食べる分だけ小皿にとって、おいしいと思う量の塩をかけながら食べてほしいんだ!
本来ならば、生のお肉は薄めの塩をかけてから焼きます。
これを「下味(したあじ)」とよび、お肉や魚の味を引き出してくれる役目があります。地味ですがかなり重要なポイントです。
だけど、いきなり「豚肉へ下味をつけます」なんて言われてもわかりませんよね。
言葉もわからないし、どの程度かもわからないでしょう。
だから塩加減を覚えるため、あえて食べる前に適度な量の塩をふるようにしています。
おいしいと思える量をパッパッっと振りかけれるようになったら、次回は生の肉にふってから焼いてみましょう。
その時の塩加減は、「おいしい」と思える量よりちょっと少な目がベスト

少ないなら足せるけど、多い(しょっぱい)のは減らせないよ。
「目の前にある食材をおいしく食べれるように調理する」
シンプルだけど、これが料理の本当の基本です。
では最初に言った通り、豚焼肉をマスターするだけで、数十種以上の料理が作れるので少し紹介しますね。
シェフおすすめ豚肉で作れる簡単料理6種【初級編】

2人分のレシピだッピ!
サッパリ食べれるポン酢がポイント
豚肉を焼く前に、フライパンへ大体500円玉サイズほどの量のサラダ油を入れ、中火でもやしを1/4袋を炒めます。
全体をゆっくり混ぜながら炒めると、少しシナっとしてきます。
食べてみてシャキシャキとしてくればOK!
皿の中心へ盛り、次に豚肉は下味をしてから焼きましょう。
下味、焼く、はもう大丈夫ですよね?
焼けたらもやしの上に盛り付け、カレー用スプーン一杯分ほどのポン酢を全体にグルっとかければできあがり!立派な料理になりました♪
(ポン酢が足りなければ後から足してね。かけすぎると元に戻らないから注意)
ゴマ油でご飯がすすむ
さらに発展させましょう。
豚肉ともやしに加え、シェフが教える料理初心者でも使いやすい調味料セットでも紹介している、「ダシダ(顆粒牛だし)」「ゴマ油」「白いりごま」を使います。
作り方は簡単
豚肉ともやし炒め<和風>と同じようにもやしを炒め、ダシダのスティック1/4を加え、もやし全体へ馴染ませてから皿へ移します。
後は同じように豚肉を炒め、もやしの上に盛り付けます。
さらに、ティースプーン一杯分のゴマ油を全体へかけてから、白いりごまを豚の上にパラパラっとかけて出来上がり。
ゴマ油をかける事に驚く人がいますが、ごま油もオリーブ油も本来は出来上がった料理へ香りを足すため、少量かけるものです。
炒め用の油に使う事は間違いです。
これを機会に覚えておいてくださいね。
ニンニクとオリーブ油が香るイタリア風
イタリア風では、ローストガーリックとオリーブ油と粉チーズを使います。
豚肉ともやし炒め<和風>と同じようにもやしを炒め、パッパッとおいしい薄味程度の塩をかけて、全体へ馴染ませてから皿へ移します。
豚肉は同じように焼き、もやしの上に盛り付けてから、最後の仕上げに豚肉の上へローストガーリックをパラパラっと振りかけてから、粉チーズをパッパッっと全体へかけます。
そして、カレースプーン一杯程度のオリーブ油を全体へ回しかけて完成です。

ここまでで、もうわかっているよね。
使う食材と料理方法は同じでも、調味料をほんの少し替えるだけで、違う料理になるよ!
では、次の料理を紹介しましょう。
温かいご飯の上に、焼いた豚肉を乗せるだけの簡単料理です。
焼肉のタレを使います。
温かいご飯を茶碗やどんぶりへ入れ、その上へ、焼いた豚肉を盛り付け、焼肉のたれをお好みでかけて出来上がり。
焼肉のタレをかける量がわからなければ、最初は控え目にかけましょう。
足りなければ、後で足してもらえばいいだけです。
最後の焼肉のタレを中華ドレッシングに替えるだけ。
トッピングにスーパーに売っている刻みのりがよく合います。
さらに変化させると、
どんぶり・茶碗へご飯→炒めたもやし→豚肉→中華ドレッシング→刻みのり
クォリティーの高い中華風豚丼のできあがり!
コンビニやスーパーに売っているカットサラダを使います。
袋からザルに入れ、流水でサッっと全体を洗います。
水を切り、お皿へ盛りつけ、カレースプーン一杯のゴマ油を全体へ回しかけ、次に醤油をティースプーン1〜2杯分を全体へ回しかけます。
その上へ焼いた豚肉をのせ、白いりごまをパラパラっとかければできあがり!
さらに半熟の目玉焼きをのせ、かき混ぜて食べるとおいしさアップです。挑戦してみてください!
初心者でも自分のオリジナル料理は作れる!
ここまでレシピを見た方はもうわかっていますよね。
最初はただ豚肉を焼いただけ。そこから何か少し足すだけでドンドン料理が進化しています。
このように、料理を少し変化させるだけで違う味になって、別の料理へと変わる事を覚えれば、自分オリジナルの料理なんてすぐにできるでしょう。
ちなみに、ここに書いてあるレシピは、この記事を書きながら、簡単な料理を思いつくままに紹介しました。
料理に慣れていない方が、いきなり「この料理を作ろう!」と意気込むより、ただ豚肉を焼くだけの方が楽しく料理ができます。
少しずつチャレンジして料理に慣れてくださいね。