未経験でも飲食店を開業する手順を公開【1年の努力で可能】

未経験でも飲食店は開業できる【1年の努力で可能】

未経験,飲食

 

 

未経験だけど飲食店をやりたいんだけど・・・できるのかな?

 

自分のお店をもって楽しく仕事をしたいけど、やっぱり不安だなぁ・・・

 

 

そう考えている方へアドバイスを送ります。

 

未経験でも飲食店の開業は可能か?

結論から言ってしまえば、「できます」

 

個人的には、無謀な挑戦ではないと思います。

 

なぜなら、しっかりお店の形態を絞り込めば、開店時に調理技術はそれほどなくてもいいからです。

 

それよりも、タイミングです。

 

開店には不安があるでしょうが、まず重要なのが「開店はやれるタイミングでやらないと、一生できない」と感じています。

 

冒頭から私の体験で申し訳ないですが、こんなことがありました。

私は20年のキャリアを持つ西洋料理のシェフです。

 

私も過去に自身も独立しようとしました。
資金の目途を付け、店舗も仮押さえして、店内の設計もできて、調理器材も買い揃えた段階までいって、プライベートな事情でやむなく断念せざる負えなくなりました。

 

そのタイミングを逃すとき、「次は無いだろうな」と頭をよぎったとおり、やっぱり未だにそのタイミングは巡って来ずに今に至ります。

 

それだけ、今開業を本気で考えているなら、この機会は逃すべきではありません。
もちろん、タイミングは待つのでなく、つかみに行くべきと考えていますけど、それはちょっと別のお話になるので割愛しますね。

 

言ってしまえば、タイミング以外は努力次第で何とかなる部分です。

 

実店舗の開店直前までの過去の経験と、現在の料理で年間1億円(コロナ禍以前)を売り上げるシェフという立場の両面から、未経験でも飲食店をやりたい方へ、順を追ってアドバイスを送りたいと思います。

 


 

未経験でも飲食店を開業するまでのロードマップ

 

未経験,飲食

 

「飲食が未経験」という事は、今まで別の業種で働かれていたのでしょうか?

 

お店をやりたいと考えているのであれば、「どんなお店か」はもう決まっているはず。
そこで開店までにやるべきことは、大きく分けると3つあります。

  • 資金と店舗
  • 調理技術
  • 経営スキル

 

これらを順に解説します。

 

 

未経験が飲食店をするための資金と店舗の大きさについて

 

未経験,飲食

 

資金については、ご自分で用意されるか借り入れ、もしくは両方合わせた方法になるかと思います。

 

資金の借入についてはこちらをご覧ください。
日本政策金融公庫>創業支援

 

ここで、お店の規模と費用のバランスが出てきます。

 

未経験の方が始めるお店なら、1人または2人で営業が出来る範囲のお店で、費用は600〜800万円

 

なにより、未経験者であることから、実際に経営を体感しなければ見えてこない部分が多くあります。
自分でやれる範囲から始めると、万が一のリスクも少なくて済みます。

 

 

いくら稼いで、いくらが経費?収支のバランスを大まかに解説

 

未経験,飲食

 

やりたい!だけではできませんよね。
「・・・で、それで生活できるの?」
と聞かれて、わからないでは話になりません。

 

そこですごく大雑把ですが、収支の目安となる計算を紹介します。

 

1..客席を何席作るか?から考えます。

 

2.あなたのお店では、平均で1人いくら払ってくれるか?を予想します。
< 席数×客単価 >
これで満席になればいくら売り上げられるのかがわかりました。

 

3.お客さんがどれだけきてくれるかを考えます。
お昼と夜に一回ずつ満員になると仮定して
(席数×お昼の客単価)+(席数×夜の客単価)

 

4.さらに月の営業日を計算する
{(席数×お昼の客単価)+(席数×夜の客単価)}×営業日数
これで連日満員になったと仮定した売り上げが計算できました。

 

 

 

支出の計算方法

 

開店後、支払うべき費用も予測で計算できます。

 

飲食の原材料費は30%が一般的です。
つまり900円で販売するものは300円の原材料費となります。

 

このように、飲食店の健全な経営のためのおおよその割合は確立されています。
これを全体に当てはめると、

 

原材料費 30%
人件費 25〜30%
賃料 10〜15%
水光熱費 8%以下
通信費 2%以下
クリーニング代 1%以下
備品・雑費 1%

 

他にもありますが、大雑把にはこれだけ支出があります。

 

売上収支をシミュレーションしてみましょう。

仮に資金750万円、席数10席、昼のランチ客単価950円、夜の客単価1300円、営業日数25日、家賃が115,000円とします。

 

【収入】
{(10×950)+(10×1300)}×25
5750,000円

 

【支出】
食材原価(30%) 172,000
人件費(30%) 172,000
賃料(20%) 115,000
水光熱費(6.5%) 37,375
通信費(2%) 11,500
クリーニング代(0.8%) 5,000
雑費(1.5%) 8,625

合計(90.8%) 522,100円

 

これで収入と支出について計算ができました。
5万円くらい余っていますが、その他の支出もあるので、ほとんど残らないと思います。

 

人件費となる部分が自分の給料になって、さらにそこから国民健康保険などを支払います。

 

リアルな数字が出たのではないでしょうか?
ここの差し引きが合う販売価格と、支出のバランスにしなければいけないと、わかってもらえたと思います。

 

理想やイメージも大切ですが、計算に合うようにするのも経営には重要です。

 

 

調理は超短期集中で身に付ける

 

未経験,飲食

 

いちばん不安に感じている部分だと思います。
だけど、そんなに難しく考えなくても大丈夫です。

 

シンプルに考えれば、あなたのやりたいお店が決まっているのなら、その技術をピンポイントに身に付ければいいだけです。

 

それには、自分の理想に近いお店で働いて学ぶのが最も近道です。
働けば料理も教えてもらえますし、営業するために必要なノウハウだって学べます。

 

大手求人サイトの情報がまとめて見れて便利です。
ギガバイトで探してみる

 

こちらでも大手求人サイトの情報からまとめて探せます。
上記で無ければ探す価値あり。
飲食店のバイトなら【アルバイトEX】

 

働いた先で、参考にするべきポイントを一部まとめました。

  • お店の雰囲気/内装
  • 店舗の広さ
  • 調理スペースと客席数のバランス
  • 客層
  • メニュー
  • 設定金額
  • 料理の作り方
  • 食材の管理方法
  • 食材の仕入れ
  • 無駄のない食材の使い方
  • ゴミの処理方法
  • 仕込みと営業のバランス

「未経験者」のまま、開業できませんよね。
常に「自分が経営するなら」と考えて、料理は当然ながらそれ以外の細かな事までしっかり学んでくださいね。

 

すぐに自分で考えなくてはいけなくなるので、メモをとって整理しておきましょう。

 

また、多くの「やり方」を知っている方が有利なので、半年後には2件目で働くのもおすすめします。
1件目で学んだことと、全く違う部分が多くあって、目からうろこだと思います。

 

自分の理想のために頑張りましょう。

 

 

アルバイトで余った時間は有効にするべき

 

未経験,飲食

 

アルバイトで余った時間は、物件を探しにあてるとかなりモチベーションが上がります。

 

地元の不動産会社を回っていると、「あぁ、なんか前へ進み出してる」って実感して楽しくなってきます。
担当者にあれこれ話をしていると、自分の中でもイメージが膨らんでくるのも楽しい・・・
(楽しかった・・・デス)

 

たくさんの物件を見て回り、できるだけたくさんの中から選んでください。

 

未経験,飲食

 

情報が多くなりすぎるため、あまり細かなことまで書くつもりではありませんでしたが、大事なことなので場所について少しだけお話しますね。

 

立地と集客はかなり大きく関係しています。

 

「場所がわるくても、良い物を売ればお客さんが来てくれる」という考えはダメ
それは立地が良くなかった場合に考えることであって、選べるうちは一番いい場所を探してください。

 

私も実際に空き店舗を探して回った体験をしたうえで言うと、不動産屋さんは飲食の集客の知識は持っていません。
過去の事例から「あぁだった、こうだった」って言って、あなたに売りたいんです。

 

そういったノウハウがないまま理想だけで立地を決めるのは止めましょう。(見て回るだけならいいけどね)

 

こういった専門業者の知識やノウハウは話を聞くだけでも、すごくためになります。
話だけならタダですからね。
信頼できて、サポートを受けるなら心強い味方となりますが・・・その判断はあなた次第です。
物件探しから家賃交渉/店舗開業のためのトータル支援【Crew】
(やりたい業種と、おおよその資金、開業時期さえ決めていれば、いつ話をしてもOKです)

 

物件探しと並行して、他にもやるべきことはたくさんあります。

 

 

経営のためのマーケティングスキル

 

未経験,飲食

 

一生懸命頑張って、ただ開店する・・・これだけでは、まだ武器が足りません。

 

お客さんを呼ぶ手段である集客方法や、売り上げを伸ばすための知識は学んでおいて損はないでしょう。

 

先ほどもいいましたが、「良い物を売ればお客さんは来てくれる」この考えは、マーケティングを行ったうえで語る事です。

 

 

 

前職の経験で、こういった考えを持っている、理解できるなら恵まれていると思います。
飲食に置き換えて販促できると大きな武器となります。

 

知らない方は、理解できなくても頭に入れておくだけでも店舗経営の役に立ちます。

 

 

開店までの流れ

 

未経験,飲食

 

開店時期から逆算して、いつごろに何を始めるべきか整理しておきましょう。

 

一般的な飲食店の開業までの流れを時系列に表しました。

 

【 一年前 】

  • 自店舗と同じ業態で働き、日々の営業のノウハウと調理を学ぶ
  • 自店舗のイメージを固める
  • 各種補助金制度の確認

 

【 8か月前 】

  • 不動産会社探し
  • 物件の情報を集め始める
  • 資金を借り入れるなら事業計画書の作成準備
  • 飲食店が得意な内装施工業者を探し始める(複数)

 

【 6か月前 】

  • 資金の内訳を考える
  • 本格的に物件を探し始める
  • 物件を決まった後、設計図〜着工〜完工までの期間を各内装施工業者へ確認しておく
  • 必要となる全ての調理器材をリスト化する
  • 内装のイメージをしっかり固めておく

 

 

【 4か月前 】

  • 候補となる物件が決まっていれば、各施工業者と共に予算内で可能な内装を打ち合わせる
  • それぞれに仮の図面を作ってもらい、相見積もりを取る
  • 施工業者の決定
  • 仮の図面ができれば、事業計画書の作成を進める
  • メニューを具体的に決める
  • 決済システムを考えておく

 

 

【 3か月前 】

  • 店舗の仮契約(契約)をする(家賃の発生時期は要交渉)
  • 内装の最終決定
  • 図面の作成後、営業許可がおりるか保健所へ確認へ行く
  • 事業計画書の作成、提出
  • 工事前に周辺挨拶をする
  • 内装工事着工
  • 厨房機器、調理道具の発注
  • 工事の完工に合わせネット環境の工事日を決める
  • 電気、水道、ガスの契約の確認

 

 

【 2か月前 】

  • 工事完工後、厨房機器と什器、インテリアの搬入
  • 内装を整える
  • ネット環境の工事
  • 決済システムの導入
  • ホームページ作成

 

 

【 1か月前 】

  • 役所へ各種届出提出
  • 料理の試作
  • 従業員の教育、確認
  • 自身のアルバイト終業

 

【 1週間前 】

  • プレオープン

 

【 オープン初日 】

  • 開店

 

見ての通り、やらなければいけないことが盛りだくさんの中、アルバイトへ行きながら調理技術を、家では集客と経営を学習します。

 

大変だとは思いますが、未経験から飲食を始めるのであれば、許容範囲ですよね。

 

アルバイトの終業をギリギリまで伸ばしてあるのは、バイト先の店主とのつながりを保つためです。

 

これから先お店をするなら、人とのつながりがすごく大切です。
困ったときに相談をすれば、きっとあなたの助けになってくれるでしょう。

 

 

本当の経営は開店後から始まる

 

未経験,飲食

 

ここまで、開店を目標に解説してきましたが、本当の本番は開業してからです。

 

しばらくはオープン景気で忙しくなります。
でも、収まったなら早速、足りない什器や備品の補充、メニューや価格の微調整をして軌道修正をします。

 

今まで開業へ向けて予想だけで進めてきましたが、これからは実際のお客さんを見て、「適切な商品を適切な価格で販売する」素早い対応が必須となってきます。

 

それには、マーケティングの考え方がなければできません。

 

ペルソナで想定し、満足できる商品を作り続けられれば、きっといいお店作りができるでしょう。

 

未経験の方でも、たった一年でここまでは可能です。
本気の努力がいるかと思いますけど、自分の未来を自分で作るのですから、頑張る価値は十分にあると思います。

Sponsored Link
トップへ戻る