手際が悪くて料理にかかる時間を短縮するコツ

料理には慣れてきたけど、時間がかかって嫌になってきたッピ・・・

そうなの?
いつもどの位かかる?

メインのおかずと、ちょっとした副菜と、汁系で1時間30分くらいッピ

それはちょっと、時間をかけすぎだねぇ
じゃぁ、手際よく料理を作るためのポイントを教えるよ!
夕飯一食分なら、1時間以内におさめたいところですよね。
「手際の悪いポイント」と、「手際よく進めるポイント」の2つを、例に出して解説しますので、参考にしてください。
手際よく料理を作るために抑えるポイント
料理の手際が悪い方は・・・実は共通のポイントがあります。
そこだけをちょっと修正するだけで、スムーズに作れるようになりますよ!

どうしたらいいッピ?

じゃあ、最初は献立(メニュー)を何にするか決めよう
手際よく作る練習は先にメニューを考えておく
段取り良く料理を作るには、最初にメニューを決めてしまいましょう。
買ってくる食材と、冷蔵庫の中にある食材でうまく考えてください。
メニュー(献立)の考え方は、
→今日は何を作る?メニューの簡単な考え方
まずは一品を決めると考えやすくなると思います。
料理が決まったら、次の工程に移りましょう。

もう決めてあるッピ!
今日は、ご飯と・・・
- 豚ともやしの生姜焼き
- 焼き魚(鮭)
- 卵サラダ
- みそ汁(揚げ・ワカメ)
を作るッピ

わかった
早速、始めようか
どうやら今日は、4品作るようです。
皆さんはこのメニューだと、どの位時間がかかりますか?
2つ火口のあるコンロで、目標は45分以内
余裕をもって作れる設定ですので、急いで怪我だけはしないように気を付けてくださいね。
調理の手順をホワイトボードに書く

各料理を作る手順を、簡単にホワイトボードに書いてみよう
簡単に書き出すだけで大丈夫です。
慣れてくると必要ありませんが、全体の調理工程を視覚的に確認し、整理するのに役立ちます。
何から始める?作る順番を考えよう
- 豚ともやしの生姜焼き
- 焼き魚(鮭)
- 卵サラダ
- 揚げとワカメのみそ汁
あなたなら、何から作り始めますか?
豚ともやしの生姜焼き?
それとも、みそ汁?
この場合の考え方は、「先に作りあげても支障の少ない料理」から作り始めることが基本
上の4つの場合だと、卵サラダです。
先に作り上げて冷蔵庫に入れておいても、おいしく食べれます。
次に完成させるのはみそ汁です。
みそ汁は先に作っておいても、食べる前に温めなおせばOK
大根など、火の通りにくい具材の場合を考えると先に作り上げてしまい、食べる前に温め直せばおいしくいただけます。
しかし、他の料理はそうではありません。
豚ともやしの生姜焼きや、焼き魚は出来立てが一番おいしい。冷えてから温め直すと硬くなったりパサパサしたりします。
4つの料理だと、最初に卵サラダを完成させて次にみそ汁を作り、食べるタイミングに合わせて他の2つを作り上げると理想的です。
調理中は「ながら」を意識するとスムーズに作れる

よし!作りだすッピ!

何から始めるの?

最初は卵サラダを作ってから、みそ汁を作って、魚を焼いて、最後に豚ともやしの生姜焼きを作るッピ

順番に?

?
うん・・・
このように、ひとつずつ順番に作るのは、時間がかかるダメな例です。
料理に全く慣れていない初心者ならしかたありませんが、慣れてきたなら「〜〜しながら」を意識して作ってみましょう。

料理をいくつか作るときには、ひとつずつ縦に並んでいるイメージではなく、横に並んでいて少し縦にズレているイメージで作ってるよ
※イメージです
調理工程をかなり省いて書きましたが、卵サラダを作りながら、揚げとワカメのみそ汁も少しずつ作っていく感じです。

この4つの料理なら、このように作るといいよ
【ザクっと書いた、段取り良く作る工程】
- 卵サラダを作るためにお湯を沸かすと同時に、もう一つの火口でみそ汁のお湯も沸かします。
- 待っている間に、卵サラダのハムを切り、ボウルへ入れておきます。まだ湯が沸くまで時間があるなら、みそ汁へ入れる具を切っておきます。
- 湯が沸いたら、卵を入れ8分加熱します。
- その間に、同時に沸いたみそ汁用の湯へ顆粒出汁と油揚げ、味噌を溶き、乾燥ワカメを入れるとみそ汁は完成です。
- 味噌汁はそのままコンロから外して放置
- 卵の時間がまだ余っているなら、魚をコンロへセットし、後は火を点けるだけの状態へ準備しておきます。
- 卵が茹で上がったなら、流水で冷まします。
- 冷えるまでの間に、次の豚ともやしの生姜焼きの調味料を合わせておきます。
- 豚肉を切る必要があるなら切ります。
- 豚ともやしの生姜焼き用のフライパンをセット。火を点け、フライパンが温まるまでの間に魚を焼き始めます。
- フライパンが温まったら、豚肉を炒め、もやしも加熱し、調味料も加え味も調えて作り上げます。
- そしてフライパンのまま少し置いておきます。
- 冷めた卵の殻を剥き、切ってハムの入ったボウルへいれてマヨネーズと塩・胡椒で味を調えます。
- 器へ入れ食卓へ
- 魚が焼けるタイミングに合わせて、みそ汁と豚もやしを温めなおし、器へ入れ食卓へ
- 焼き魚を器へ移し、食卓へ
かなりざっくりしていますけど、4つのメニューを作るなら、こんな感じになります。
冷えた魚は温め直すと固くなるので、焼き魚を先に作るのはNG
料理を作る順番と、仕上げるタイミングが大切です。

あれ?
1時間で出来たッピ

手際よく作ってたからね
慣れると、もっと早く作れるよ!
- 作る料理をあらかじめ考えておく
- 料理を作る順番を考える
- 〜しながらを意識して、調理する
料理を手際よく作るには、作る工程の他にも慣れが大切です。
同じ料理を何度が作れば、味もクオリティも向上し、調理の工程もスムーズになりますよ。
調理スペースを広くとる
キッチン周りは、色々な物をおきがちになります。
まな板を置く場所など、調理をするスペースを広くとりましょう。
散らかっていては、段取り良く料理を作る事はできません。
切った食材や使った調味料などもできるだけ、料理を作りながら並行して片付けることを心がけて下さい。
調理道具は使いやすい場所に整頓しよう

あれっ?
あれ・・・?

どうしたの?

木べらが無いッピ

えぇっ!?早くしないと焦げちゃうよ!?
調理道具は、いつも決まった場所に片付けるクセをつけましょう。
使う瞬間に、あるハズの場所にないと、調理を止めて探さなければいけませんよね。
木べらやレードル、などよく使うものは近くに、あまり使わないものほど、離れた場所に片付けるようにしましょう。